三菱自動車工業株式会社(以下「三菱自動車」)は、三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」)と共同して、Jリーグクラブの浦和レッドダイヤモンズ株式会社(以下「浦和レッズ」)の経営に関わる新たな体制を構築する予定であることを発表した。Jリーグおよび浦和レッズ取締役会の承認を経て正式発効する。
■日産傘下入りで、Jリーグ問題回避
三菱自動車は、Jリーグクラブ発足以来25年間に渡り、浦和レッズに対して筆頭株主として支援を継続してきた。
しかし、日産自動車の傘下入りに伴い、日産が運営する横浜F・マリノスと『Jリーグクラブライセンス交付規則』の『同一企業が複数のクラブを「子会社」または「関連会社」とするクロスオーナーシップを禁止』する事項に抵触することから、浦和レッズへの出資引き下げのため、保有株式の全数を三菱重工と共同で設立する新会社に譲渡することにした。
これにより、三菱自動車は浦和レッズ株式の19.8%を保有することになり、浦和レッズの支援を継続していく。浦和レッズは、現時点でJ1年間順位1位だ。
【新会社設立スキーム】
三菱自動車と三菱重工とは、出資比率『三菱自動車39.2% : 三菱重工60.8%』にて「ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社」(仮称)を設立し、三菱自動車が保有する浦和レッズ株式の全株を同社が取得する。
【ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社(仮称)】
設立:2016年11月中旬(予定)
資本金:300百万円
事業内容:浦和レッズの株式を保有することによる浦和レッズ事業活動の経営及び管理
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