富士重工業がスバル車のコアテクノロジーとして採用し続けてきた『水平対向(BOXER=ボクサー)エンジン』が、発売50周年を迎えた。
■1966年5月14日以来、水平対向エンジンは累計1600万台
スバルは、1966年5月14日に発売した小型乗用車「スバル1000」へ水平対向エンジンEA52型を初搭載以来、50年に渡り改良を重ねてきた。
現在、生産する全てのスバル車が水平対向エンジンを搭載しており、その累計生産台数は1,600万台にのぼる。
■水平対向エンジンの特長「低振動で滑らか」「低重心で高い走行安定性」
水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置され、対向するピストンが互いに慣性力を打ち消し合うため、低振動で回転バランスに優れ、高回転域まで滑らかに吹き上がるフィーリングを得ることができる。
またエンジン全高が低く、車体の低重心化にも貢献しており、高い走行安定性やハンドリング性能にも寄与している。
■水平対向エンジン+AWD=『走る愉しさ』を提供
水平対向エンジンにAWD(All Wheel Drive)を組み合わせたシンメトリカルAWDは、AWDが本来持つ優れた走行安定性や走破性に加え、左右対称のパワートレーンがもたらす重量バランスの良さとの相乗効果によって、安定した高速走行と俊敏なコーナリングを実現し、スバルの安全思想と走る愉しさを支える中核の技術となっている。
富士重工業は、ブランドステートメント“Confidence in Motion”を通じ、スバルならではの魅力ある「確かなクルマづくり」を貫き、世界中のユーザーへ「安心と愉しさ」を提供していくという。