トヨタは、「カローラフィールダー」をマイナーチェンジし、4月1日(水)に発売する。価格は161万1,163円から247万4,182円までとなる。
今回のマイナーチェンジでは、トヨタ車として初めて「トヨタセーフティセンスC」を搭載することで、クラストップレベルの高い安全性能が追求されたことが最大の特徴となる。これはレーザーレーダーとカメラを組み合わせ、異なる2つのセンサーで高い認識性能と信頼性を両立した多面的安全運転支援システムで、具体的には、「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」、「レーンディパーチャーアラート」、「オートマチックハイビーム」がパッケージされたものだ。
さらに、先行車を検知し、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合にブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる「先行車発進告知機能」も新設定されたほか、シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与する「ドライブスタートコントロール」や、急ブレーキをかけるとハザードランプが自動的に点滅し、後方の車両に注意喚起する「緊急ブレーキシグナル」も備えられた。
エクステリアは、ロアグリルに大型化した台形形状とワイド感を付与する横バーを採用することで空力性能や冷却性能、そして歩行者保護向上が配慮された「アンダープライオリティ」を表現。アッパーグリルからヘッドランプへ連続したメッキ加飾により、ワイド感と精悍さが表現されている。リアビューはコンビネーションランプの形状を変更することで、水平方向の流れによるワイド感とシャープなイメージが与えられている。さらに、これまで特別仕様車として設定されていたスポーティー仕様の「W×B」がグレード設定されている。
インテリアは、ステアリングホイールとシフトノブの本革巻きに高触感なスムースシボを採用。一部グレードではシフトハウジングとシフトベゼルがピアノブラックとされ、シフトハウジングにメッキ加飾を追加されるなど、上質感がさらに向上されている。また、サイドのエアコン吹き出し口の形状を変更し、操作性と質感を向上。フロントカップホルダーにはLEDスポットランプが新設定されるなどの利便性も改善された。
搭載エンジンは、新開発となる1.5Lエンジン(2NR-FKE)を採用(2WD/CVT車)。走行燃費は23.0km/Lを実現。ハイブリッド車に採用しているアトキンソンサイクルのほか、電動連続可変バルブタイミング機構などを採用することで燃費と動力性能が高い次元で融合されている。ハイブリッド車は、ハイブリッドシステムの高効率化により走行燃費33.8km/Lを実現した。
<「カローラフィールダー」のグレードと価格>
1.5Xビジネスパッケージ:161万1,163円(5MT・FF)/172万8,982円(CVT・FF)/187万363円(CVT・4WD)
1.5X:162万5,891円(5MT・FF)/177万3,709円(CVT・FF)/188万5,091円(CVT・4WD)
1.5G:180万4,582円(5MT・FF)/192万2,400円(CVT・FF)/206万3,782円(CVT・4WD)
1.5Gエアロツアラー:187万1,345円(5MT・FF)/198万9,163円(CVT・FF)/213万545円(CVT・4WD)
1.5G W×B:211万4,837円(CVT・FF)/224万509円(CVT・4WD)
1.8S:221万4,000円(CVT・FF)
1.8S W×B:232万4,945円(CVT・FF)
ハイブリッド:219万5,345円(2WD)
ハイブリッドG:229万8,437円(2WD)
ハイブリッドGエアロツアラー:237万3,055円(2WD)
ハイブリッドG W×B:247万4,182円