レッドブルのダニエル・リカルドとセバスチャン・ベッテルが、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われるF1第12戦ベルギーGP(8月24日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ダニエル・リカルド「スパは本当のレースができるサーキット」
「なによりもまず、スパはレースができるサーキットだ。本当にワクワクするようなホイール・トゥ・ホイールでの戦いができるんだ」
「そうは言っても、F1ではここ数年のうちに変わってきているし、かつてはオー・ルージュやブランシモンが最高の見せ場だったけれど、今では多分下りの左コーナーが連続するターン10と11のプーオンが見せ場になるだろうね。あそこは本当に速いし、多分レースを観戦するにもいい場所だと思うよ」
「そこへ行くにはアルデンヌの森を抜けて少しばかり歩かなくてはならないけどね。もちろん、ベルギーGPに来るのはクルマ大好き人間ばかりだから、最高の眺めが得られるところへ行くために森を歩き続けることだってすごくうれしいことのはずだよ」
「50年にわたってレースを見にきている人たちと出くわすこともある。サーキットの周りの村でパブやレストランに行けば、昔の偉大なドライバーたちの絵が壁にかけられているのを目にできる。彼らも今僕たちがいる場所にいて、同じことをしていたんだ。それってすごいことだよ」
■セバスチャン・ベッテル「天候の変化を読むのが難しいサーキット」
「昨年はスパから9連勝が始まったんだ。それはいい思い出だよ」
「ベルギーのサーキットではすべての種類のターンや動きが求められる。超高速区間、中速区間、強いブレーキングが必要な個所や、高速のストレートがそろっているからね。高低差が大きいのもすごくいいね。特にオー・ルージュではまるでジェットコースターに乗っているような感覚だよ」
「天気もどう変わるか分からないし、ドライバーやチームにとってはそれが難しいところだね。絶対に甘くみてはならないんだ。激しい雨が降っていたかと思えば、1分もしないうちに日が差し始めることもあるからね。そして、スパではセーフティカーもしばしば導入されることになる」
「サーキット自体は1年のうちでも特に気に入っているよ。周りの自然にうまく溶け込んでいると感じられるからね。自然環境と完ぺきに調和しているよ」