メルセデス・ベンツ日本は、最高級クロスカントリービークル「Gクラス」に六輪駆動のドライブトレインを搭載し、究極のオフロード性能を実現した特別仕様限定車「G63AMG 6×6」を発表。4月25日(金)から8月31日(日)までの期間限定で受注を行う。日本での販売は限定5台で、価格は8,000万円となる。
今回登場した特別仕様限定車「G63AMG 6×6」は、35年におよぶGクラスの歴史の中で、世界各国の軍用車両や防弾仕様車などの開発を通じて培った特殊車両技術が惜しみなく投入された究極のオフロードモンスターモデルだ。6つの駆動輪と5つのディファレンシャルロックの採用をはじめ、アクスルやサスペンションの最適化、タイヤ空気圧調整システムの搭載などにより、砂地、岩場、水たまりといったあらゆる悪路を走破することを可能としている。
6輪駆動のドライブトレインについては、オーストラリア軍などに納入している軍用車両の技術を転用。3つの車軸すべてとそれぞれの車軸間に搭載される5つのディファレンシャルギアすべてにロック機構を採用し、センターコンソールの3つのスイッチを操作することで、急勾配や岩場をはじめとするあらゆるシーンで最大のトラクションを確保。また、防弾仕様車の技術をベースにした新開発「ポータルアクスル」の採用により、最低地上高460mm、渡河深度1,000mmと「G 63AMG」に比べ走破性も大幅に向上している。
最高出力400kW/544PS、最大トルク760Nmの圧倒的な動力性能を実現する最新のAMG5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンが搭載されるとともに、トランスミッションには素早いシフトチェンジを実現する7速ATの「AMGスピードシフトプラス」を採用。これによりトラクションが途切れることなくダイナミックでスムーズな走行が実現されている。
エクステリアでは、全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mの見る者を圧倒する巨大なボディーに、カーボンファイバー製のオーバーフェンダーとフロントルーフスポイラーが装着され、ワイルドでスポーティーな印象を強調。インテリアはその外観から受ける印象とは逆に、シートはもちろんダッシュボードやドアパネルにも最高級レザーをふんだんに採用。さらに、フロントはもちろんリアにも電動シート調整機能およびシートヒーターとシートベンチレーターを備えた左右独立シートが採用されたほか、リアエンターテインメントシステムの採用により、豪華かつ快適な室内空間とされている。
さらに、乗用車としては世界で初めて「タイヤ空気圧調整システム」が搭載されたほか、日本仕様専用装備として巨大なボディーサイズと日本の道路事情を考慮し360°カメラシステムなど本国仕様にはない装備も装着される。
<「G63AMG 6×6」の概要>
【主な特別装備】
・タイヤ空気圧調整システム(全6輪、前席コントロールパネル付)
・補助タンク燃料補給システム(前席コントロールパネル付)
・6×6専用サスペンション(強化コイルスプリング、ラリー仕様ガス封入式ダンパー)
・ポータルアクスル
・18インチ2ピースビードロックホイール&37インチオールトレインタイヤ
・カーボンファイバー製オーバーフェンダー
・カーボンファイバー製フロントルーフスポイラー(LEDライト付)
・360°カメラシステム(日本専用装備)
・パワーシート(後席) ・左右独立シート(後席)
・マルチコントロールシートバック(後席)
・AMGスポーツシート(後席) ・アームレスト付センターコンソール(後席)
・シートベンチレーター(後席) ・リアエンターテインメントシステム
【販売期間と価格】
販売期間:2014年4月25日(金)~2014年8月31日(日)
販売台数:限定5台
価格:8,000万円