日産は25日(月)、神奈川県の協力の下、高速道路において自動運転技術搭載車両の実証実験を開始すると発表した。
今回の実証実験が行われるのは、神奈川県の地域活性化総合特区『さがみロボット産業特区』の中央を貫くさがみ縦貫道路の供用区間となり、9月にナンバープレート取得済の「リーフ」ベースの自動運転技術実証実験車両が使用される。
この車両には、周辺の道路状況を検知し、ハンドル、ブレーキ等を自動的に制御する自動運転技術が搭載されており、高速道路の入り口から出口まですべてを自動運転で走行することが可能となる。今回の実験においては、「車線内走行・車間距離制御」、「自動合流・自動分岐」、「自動車線変更」、「低速車両の自動追い越し」、「インターチェンジ走行」など機能実証が行われる。
『さがみロボット産業特区』とは、神奈川県が、県民生活の安全・安心の実現と県内経済の活性化を図るため、さがみ縦貫道路の沿線地域を対象として、実用化が期待される各種生活支援ロボット(センサー、知能・制御系、駆動系の要素を持つ機械システム)の実用化支援を行っていくもの。日産では、同特区内での実証実験を通じ、将来の自動運転システムの実現に向けた安全かつ信頼性の高い基盤技術の開発を行うことにしている。