ウィリアムズが、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンを獲得しようとしているという報道を否定した。
ブラウンについては、チーム代表辞職を決めたといううわさも流れているが、29日(火)にチーム側はこれに関するコメントを拒否している。
現在メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ウィリアムズの15%にあたる株を保有していたことから、利益相反になるため、これを売却したいと考えていた。先月は、ブラウンがそれを買い取ることに興味を持っているのではないかといううわさがあった。
ブラウンは、1970年代にウィリアムズでメカニックとしてF1でのキャリアをスタート。その後、1990年代中盤にパット・シモンズとともにベネトンで成功を収めたが、そのシモンズは、今年からウィリアムズの技術責任者に就任している。
このうわさについてブラウンは先月、「私がウィリアムズの株を買うことは絶対にないよ!」と否定した。
今週、F1アブダビGP(11月3日決勝)が行われるアブダビで、ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、「ロスとの交渉は一切ありません」と『Mirror(ミラー)』に話し、うわさを否定した。
ブラウンに関しては、2015年からマクラーレンにエンジンを供給することが決まっているホンダとの関係もうわさされたが、別のうわさも出てきた。今度は、ブラウンがフェラーリに在籍していた時代のチーム代表で、現在FIA(国際自動車連盟)の会長を務めているジャン・トッドと再び手を組むというものだ。