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マルドナード、ヒュルケンベルグを退けてロータス入りか

2013年10月31日(木)12:02 pm

ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)によるロータスの2014年シート獲得はかなわぬ情勢だ。

フェラーリに移籍が決まっているキミ・ライコネンの代わりとして、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエはヒュルケンベルグを推している。

ところがヒュルケンベルグは、事実上スポンサーなしの状態だ。給料を払う立場となるロータスとしては、クァンタムと呼ばれる投資家グループがチーム株35%を買ってくれないと契約に踏み切れない。

結果的に、この契約話は流れてしまったようだ。

一方、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)を支援するベネズエラの国営石油会社PDVSAは、ウィリアムズとの契約を早期に終わらせる方向でチームと交渉を続けてきた。ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、マルドナードがヒュルケンベルグを抜いてロータスの筆頭候補に踊りでたのだという。

同誌のミハエル・シュミット記者は次のように伝えている。「すでに契約が交わされたとの情報もある」

契約期間満了を待たずPDVSAとの関係が切れるウィリアムズは補償金を受け取る上、マルドナードの代わりとしてフェラーリを辞めるフェリペ・マッサと手を組むという。マッサは、ブラジルの石油会社ペトロブラスの支援を得ている。

また、ヒュルケンベルグの来季ザウバー残留は可能性が低いとみられる。そうなると行き先は、昨年に所属していたフォース・インディアか。2010年の1シーズンでウィリアムズを追われたヒュルケンベルグを救ったのはフォース・インディアだった。

F1移籍市場の情報分析が鋭いと評判のF1解説者エディー・ジョーダンは、ヒュルケンベルグが2014年にフォース・インディアでレースするのは「確実」と、今月に入ってから言い続けている。

ところがジョーダンの予想を根底から覆しかねない発言を行った者がいる。フォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤだ。在籍1年で「自分から辞めるといいだした」ドライバーは、今までヒュルケンベルグ「だけ」なのだそうだ。

「彼以外のドライバーは全員、快くチームに残ってくれた」と、マリヤはF1公式サイトで語っている。

なおフォース・インディアは、12月まで2014年ドライバーの組み合わせを公表しないという。

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