日産が26日(木)、自動運転システムの実現に向けた公道実験を日本国内で行うと発表。実験に向け、国内で初めて自動運転車がナンバープレートを取得した。
今回の実験車両は、「リーフ」をベースにしており、車両側で周辺の道路状況等を検知し、ハンドル・ブレーキ等を自動的に制御してドライバーの運転を支援するシステム(高度運転支援技術)を搭載したもの。ドライバーが常に操作介入を行えることを前提としている。
日産の発表によると、車線内の走行や、分岐、車線変更、低速や停止している車両を追い越して元の車線へ戻る、渋滞末尾での停止、赤信号での停止などを自動で行うことができる。
日産は先日、アメリカで行ったイベントの中で2020年までに自動運転車の市販を実現すると発表。今回は、その基盤となる高度運転支援技術の開発を推進させるために、公道実証実験の実施に向けた準備を関係省庁と進め、ナンバープレートを取得した。そのため公道実験用の車両は、自動運転車の実現を目指す2020年を意味する「2020」のナンバーを取得している。