スズキは、「スイフト」に新開発の「デュアルジェットエンジン」や「エネチャージ」をはじめとする低燃費化技術を搭載した新グレードを設定したほか、全モデルに一部改良を施し、17日(水)に発売した。価格は127万9,950円から178万7,100円まで。
デュアルジェットエンジンは、1気筒あたり2つのインジェクターを設置し燃焼効率を向上。さらに、燃焼室のコンパクト化や、排出ガスの一部を冷却して燃焼室内に再循環させて燃焼温度を下げる「クールドEGRシステム」の導入などで、熱効率を極限まで高め、低燃費と力強い走りの両立を目指したもの。
今回設定された新グレードは、このデュアルジェットエンジンに、減速エネルギー回生機構エネチャージや、新アイドリングストップシステムなどのスズキグリーンテクノロジーを搭載したもので、該当モデルはグレード名の後に「デュアルジェットエンジン(Dual Jet Engine)」×「エネチャージ(Ene-charge)」を表す「DJE」が表記される。
この「DJE」モデルは、スイフト本来の走りの楽しさに磨きをかけながら、1.2L以上のハイブリッドモデルを除くガソリン車ではトップとなる低燃費26.4km/Lを達成。さらに、エコドライブを支援するために、運転状態やエネルギーフロー、エコドライブ度の採点などを表示する新設計の専用メーターも装備された。
併せて「スイフト」全機種にESP(車両走行安定補助システム)が標準装備され、安全装備の充実が図られたほか、フロントバンパーやグリルなどのデザインに一部改良が加えられた。また、外観に専用開発のフロントアンダースポイラーやリヤアンダースポイラーなどのRS専用部品を採用することで、よりスポーティーなデザインとした特別仕様車「スイフトRS」も設定されている。
「DJE」グレード車はエコカー減税の免税対象となるほか、XG、XL、XSならびに特別仕様車「スイフトRS」の4WD車も燃費が改善され、CVT車全てがエコカー減税の50%減税対象車となる。
<「スイフト」のモデルと価格(トランスミッション・駆動方式)>
XG:127万9,950円(5MT・2WD/CVT・2WD)・148万9,950円(CVT・4WD)
XG-DJE:139万7,550円(CVT・2WD)・157万6,050円(CVT・4WD)
XL:136万7,100円(5MT・2WD/CVT・2WD)・157万7,100円(CVT・4WD)
XL-DJE:148万4,700円(CVT・2WD)・166万3,200円(CVT・4WD)
XS:149万1,000円(CVT・2WD)・170万1,000円(CVT・4WD)
XS-DJE:160万8,600円(CVT・2WD)・178万7,100円(CVT・4WD)
特別仕様車スイフトRS:142万6,950円(5MT・2WD/CVT・2WD)・163万6,950円(CVT・4WD)