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ロータスの新オーナー「12ヶ月でナンバー1になる」

2013年06月20日(木)18:59 pm

ロータスの新たな共同オーナーが、ロータスを「12か月でナンバーワンにする」と息巻いている。

それまでロータスの全株式を所有していたジェニイ・キャピタルは18日(火)、アメリカのヘッジファンドやアブダビの出資グループ、さらにはオイルマネーを有する王族によって構成されたインフィニティ・レーシングが、キミ・ライコネンを擁するロータス株式のうち35パーセントを取得したとの声明を発表した。

『Telegraph(テレグラフ)』のトム・キャリー記者は19日(水)、その王族とは「ブルネイだと考えられている」と書いた。ブルネイの君主は世界でも有数の富豪として知られている。

キャリーはさらに、「新しい株主たちが、後ろのほうで黙って座っているつもりはないのは明らかだ」と続けた。

インフィニティの会長であるマンスール・イジャスは、ニューヨーク在住のパキスタン系アメリカ人で、投資金融家であり、さらにメディア解説者をも務めている人物だ。

そのイジャスは、雑誌『Sportspro(スポーツプロ)』から、ロータスの共同オーナーとなって初めてのインタビューを受けているが、そこで次のような強気の発言をしている。

「簡単に、はっきりと、完ぺきに言おう。われわれは12か月のうちにナンバーワンになるだろう」

だが、そのイジャスも、ブルネイの王族がからんでいるのではないかとの報道について触れられると、用心深く次のように語るにとどまっている。

「王族に関してのコメントはやめておくよ。それがブルネイかそうではないかということも話すつもりはない」

18日に発表されたプレスリリースには、F1におけるKERS技術について触れた部分があったが、イジャスは、インフィニティがF1へ参入するのは「自分たちの技術的な能力を持ち込むため」だと語り、次のように続けた。

「今日はそのことについてはあまりしゃべらないことにするよ。われわれがタイトルを獲得するためにどういうことを行おうとしているかに関して、後で驚かせるような要素も残しておきたいからね。だが、われわれはF1に技術面でも大きなものを持ち込むことができるし、来年のうちにはスポンサーのためにロータスをナンバーワンのチームにするつもりだ」

イジャスによれば、彼の弟のムジーブが、「それを進める上での重要な役割」を果たすことになるだろうという。

「来年はエンジンが変わり、技術問題が大きくクローズアップされることになるし、われわれはその技術開発の分野に一体的にかかわってゆくことになると思う」、とイジャスは付け加えた。

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