ランボルギーニ、設立50周年記念モデル「エゴイスタ」を発表

2013年05月21日(火)9:48 am

ランボルギーニは、12日(日)にイタリア・ボローニャのランボルギーニ本社で開催された同社の設立50周年記念イベントにおいて、記念モデルとなる「エゴイスタ」を発表した。

このクルマの設計を担当したのは、現在ランボルギーニを傘下に置くフォルクスワーゲン・グループのデザイン責任者であるバルテル・デ・シルバだ。デ・シルバはこの「エゴイスタ」について、「私自身もイタリア人だし、このイタリアのブランドには非常に愛着がある。私は敬意を表すために、ランボルギーニがこれまで、理屈よりも心で、情熱をもって製造されてきたという事実を強調することを思いついた」と語り、さらに次のように続けている。

「このクルマは、1人乗りとして造られている。乗る者が、喜びを感じ、その個性を最大限に発揮してもらうためにね。このクルマは純粋に、もっとも最高で特別なものを求める非常に洗練された人々のために設計されている。エゴイスタの名前にふさわしく、妥協を廃し、快楽主義の頂点を極めたクルマだ」

設計者の言葉が示すように、この「エゴイスタ」は非常にユニークな性格が与えられた究極のスーパーカー。その代表的なものが、取り外しが可能となっているコックピットだろう。ドライバーに合わせてテーラーメイドのように制作されるというこのコックピットは、カーボンファイバーとアルミニウム素材による一種の防護カプセルのようになっており、非常時に乗員を守る仕組みになっている。

まるでジェット戦闘機のようなイメージのヘッドアップ・ディスプレイが配されたこのコックピットには4点式シートベルトとフルバケットタイプのシートが備えられている。ドアはなく、戦闘機のようにキャノピーが開閉する仕組みとなっており、乗降の際にはF1マシンのようにステアリングを着脱する必要もある。まさに、伝統的に飛行機から得たインスピレーションをクルマ作りに取り入れてきたランボルギーニらしいアプローチだと言えるものだ。

三胴船スタイルが採用したシングルシーターは、600馬力ものパワーを発生する5.2リッターV10エンジンをミッドシップに搭載。リアに設けられた2つのフラップが高速走行時に自動的に作動して安定性を増すとともに、エンジン冷却用エアも取り入れる仕組みとなっている。一見ヘッドライトユニットがないように見えるが、三胴の結合部にあたる部分に強力なキセノン式ヘッドライトが埋め込まれているほか、車体の上部や左右にもLEDライトが施され、夜間走行中にはあたかもUFOのような印象を与える工夫も施されているという。

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