BMWジャパンは、従来モデルに比べ大幅に装備を改善するなどした新型「Z4」を24日(水)に発売した。価格は499万円から819万円までとなる。
新型「Z4」は、ヘッドライトに新たにLEDによるスモールライトリングを装着し、上部に配されるLEDアクセントラインと相まって、BMW特有の表情を一層際立たせると共に、より洗練されたスタイリングを実現。また、サイドビューも、LEDターンインジケータ内蔵のダイナミックなクロームサイドフィニッシャーを新たに採用することで、これまで以上に躍動感あふれる印象とされた。
インテリアにおいても、コントロールディスプレイの周囲およびエアコンディショナーのエアアウトレットフレームに新たにハイグロスブラック仕上げを施すなど、プレミアムロードスターにふさわしいデザインに磨きがかけられている。さらに、よりスポーティーな走りのイメージを高めるレンジとブラックの鮮やかなコントラストが特徴のデザインパッケージ「デザイン・ピュア・トラクション」も新たに設定される。
また、新型Z4では、従来のモデルと比べて標準装備レベルが大幅に充実されていることも見逃せない。中核モデルである「20i」は、オープンエアドライビングの快適性を高めるウインドディフレクターやオートエアコンディショナー、ハンズフリーテレフォンシステム、スピーチコントロールなどを新たに標準装備するなど、装備レベルを大幅に向上しつつも車両本体価格は据え置きとされている。
ラインアップは、すべて「sドライブ(後輪駆動)」モデルとなり、エンジンの排気量・出力別に「20i」、「35i」、「35is」の3グレードが用意されている。「20i」にはカンザス・レザー・インテリアやファインライン・アンソラジット・ウッド・インテリア・トリムを標準装備とした「ハイライン」が、「20i」および「35i」に、ダイナミックな走りとスタイリングをさらに強調した「Mスポーツ」が設定される。
<新型「Z4」の主な標準装備品>
・ドラインビングパフォーマンスコントロール
・ブレーキエネルギー回生システム
・サーボトロニック(車速感応式パワーステアリング)
・アルミニウム合金製フルオートマチック・リトラクタブルハードトップ(コンフォートオープン機能付)
・バイキセノンヘッドライト(光軸自動調節機構、LEDスモールライトリング、LEDアクセントライン付)
・ヘッドライトウォッシャー
・レインセンサー、オートライトシステム
・ウインドディフレクター
・オートマチックエアコンディショナー
・8.8インチワイドコントロールディスプレイ
・HDDナビゲーションシステム(VICS 3メディア対応)
・iDriveコントローラー(ダイレクトメニューコントロールボタン付)
・ハンズフリーテレフォンシステム
・スピーチコントロール
・ETC車載器システム(ルームミラー内蔵タイプ)
<新型「Z4」の概要>
【sドライブ20i】
エンジン:2.0リッター直列4気筒DOHCツインパワーターボ
最高出力:135kW(184PS)/5,000rpm
最大トルク:270Nm(27.5kgm)/1,250-4,500rpm
トランスミッション:電子油圧制御式8速スポーツAT
ハンドル位置:右
タイヤサイズ:225/45/R17
燃料消費率(JC08):13.4km/リッター
価格:499万円、540万円(ハイライン)、575万円(Mスポーツ)
【sドライブ35i】
エンジン:3.0リッター直列6気筒DOHCツインパワーターボ
最高出力:225kW(306ps)/5,800rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1,300-5,000rpm
トランスミッション:電子油圧制御式7速DCT(ダブルクラッチ・トランスミッション)
ハンドル位置:右/左
タイヤサイズ:フロント225/45/R17、リア255/40/R17
燃料消費率(JC08):10.0km/リッター
価格:699万円、740万円(Mスポーツ)
【sドライブ35is】
エンジン:3.0リッター直列6気筒DOHCツインパワーターボ
最高出力:250kW(340ps)/5,900rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/1,500rpm
トランスミッション:電子油圧制御式7速DCT(ダブルクラッチ・トランスミッション)
ハンドル位置:右/左
タイヤサイズ:フロント225/40/R18、リア255/35/R18
燃料消費率(JC08):10.0km/リッター
価格:819万円
※乗車定員はいずれも2名
※駆動方式はいずれもFR