フェラーリ・レーシング・デイズ鈴鹿2013で開催されていた「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・アジアパシフィック決勝2」でチェッカー直後に発生した大クラッシュのドライバーは、意識不明で病院へ搬送、また飛び散ったパーツにぶつかったマーシャルが骨折したようだ。TopNewsの現場取材でわかった。
今回の原因は、チェッカーフラッグ直後、ハイスピードでストレートを走行していた黄色のフェラーリが、ストレート上で極端にスローダウンした前のクルマに衝突しそうになったところを避けようとし、急ハンドルを切ったためにバランスを崩してガードレールに激突。運転席部分と後方のエンジンルーム部分が真っ二つになりクルマのパーツやタイヤなどが飛散したようだ。
ドライバーを守る運転席部分の形は残っていたが、相当の衝撃だったことが映像でも確認できている。
通常、チェッカーフラッグが振られレースが終了すると、レース中には最もスピードが出るストレート上で、クルマはそれまでのハイスピード状態からドライバーがそれぞれの判断で極端にスローダウンする。今回の事故は、そのレース終了直後のストレート上での速度差によって起こってしまった。
鈴鹿サーキットのメディアセンターは静まりかえっており、皆がドライバーの安否を気遣っている。
17時40分に終了予定だった本イベントは、17時の段階ですでに中断し、グランドスタンドにはファンは残っていなかった。