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F1第2戦マレーシアGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年03月22日(金)12:58 pm

2013年F1第2戦マレーシアGPが3月22日(金)、セパン・インターナショナル・サーキット(1周/5.543km)で開幕。現地時間10時(日本時間11時)からフリー走行1回目が行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)が1分36秒935でトップになった。

【結果】F1第2戦マレーシアGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温30℃。路面温度は33℃。こうした暑いコンディションおよび路面状態を考慮して、F1にタイヤを供給するピレリはプライムにハードタイヤ、オプションにミディアムタイヤを持ち込んだ。

週末の天気はおおむね晴れだが、3日間とも時間によって雷雨の予報が出ている。DRS(ドラッグ抑制システム)区間は、昨年同様バックストレートと直後のメインストレートだ。

序盤は各車ともハードタイヤを装着、1~2周のインストレーション・ラップ(組み上げたマシンの走行チェック)を行い、必要に応じてマシンに手を加える。

開始35分、ようやくサーキット上にクルマが戻ってきた。マックス・チルトン(マルシャ)が全車中初めての計測ラップを記録、タイムは1分41秒845だった。開始39分、セルジオ・ペレス(マクラーレン)が1分39秒653、次いで1分38秒830を出し、チルトンを大きく上回った。これが当面のターゲットタイムとなりそうだ。

開始45分、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が5周目の走行で1分38秒113をマーク、トップタイムを更新。これをロメ・グロジャン(ロータス)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、マーク・ウェバー(レッドブル)らが次々に塗りかえ、その中からウェバーが1分37秒075でトップに立った。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)も1分37秒354を出し、レッドブルが1-2を形成している。

セッション残り49分、満を持した形でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がコースイン。路面温度がジリジリ上昇している。この時点で37℃だ。

開幕戦オーストラリアGPで優勝したキミ・ライコネン(ロータス)は、序盤にわずか1周しただけでピットに張り付いている。KERS(運動エネルギー回生システム)のセンサーが不調とのことで、バッテリーを交換中だ。

セッション開始から一時間の時点で、タイムはウェバー1人だけが1分36秒台。これにベッテル、ロズベルグ、アロンソ、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、次いでフェリペ・マッサ(フェラーリ)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ハミルトン、グロジャンが1分37秒台で続いている。

修復が終わったライコネンもコースに復帰、1分37秒003で2番手に浮上。縁石にフロントウイングを当てたスーティルがピットに戻ってきた。部品を交換してコース復帰したが、ピットからは縁石を避けるよう指示が飛んでいる。

残り16分、ライコネンがスローダウン、ピットへ。ギアボックスあるいは電子系のトラブルが考えられる。セッション終盤、各車ともタイヤの状態がつらくなってきた。ハードながら、カスが派手に飛び散り、接地面にスジが見えている。午後のフリー走行2回目、ミディアムでの走りがどうなるか興味深い。

日本時間12時30分、チェッカーフラッグが振られ、フリー走行1回目が終了した。

トップタイムはウェバーが1分36秒935。2番手は1分37秒003でライコネン。マシンの信頼性はどうか。3番手は1分37秒104をたたきだしたベッテル。4番手1分37秒319でアロンソ。

5番手は1分37秒588でロズベルグ。6番手1分37秒769でスーティル。7番手1分37秒771でマッサ。8番手1分37秒773でディ・レスタ。9番手1分37秒840でハミルトン。10番手は1分37秒915でグロジャンだった。この10名が1秒弱にひしめきあっている。

フリー走行2回目は、このあと日本時間15時に行われる予定。

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