ロータス(旧ロータス・ルノーGP)が、2011年11月に実施された若手ドライバーテストの間に考案された革新的なブレーキシステムを2012年の新車に採用するようだ今週報じられていた。
この件についてフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、1月8日(日)から15日(日)にかけてイタリアのドロミテで開催されている「Wrooom」と呼ばれる毎年恒例のメディア関係イベントでフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』の取材を受け、次のように語っていた。
「いくつかのチームがFIA(F1を統括する国際自動車連盟)との間で書簡を交わしていたことは知っている。われわれは現在、それが容認されるものかどうかについての明確な回答を待っているところだ。もちろん、われわれとしてはその装置がクルマのパフォーマンスに影響を与えるものだとみている」
また、『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、ドメニカリがロータスのシステムはブレーキ時の安定性に関わるものだと認めたとも報じていた。
一方、スペインの通信社『Europa Press(エウロパ・プレス)』はそのシステムが、現在禁止されている可動式空力パーツにあたるために非合法ではないかとの疑問があるとの見解を示していた。
これについてはドメニカリも「FIAの反応を待つ必要がある」と付け加えていた。
しかし、ブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・デ・サンパウロ)』の記者、リビオ・オリッチオは同じく「Wrooom」が開催されているマドンナ・ディ・カンピリオの会場から次のような記事を送っている。
「(FIAは)ロータスが開発した車高制御システムについて、今、それを合法であると発表した」