ダニエル・リカルド(マクラーレン)が、先週末に行われた2022年F1開幕戦バーレーンGPで苦戦したことと、新型コロナウイルスに感染したこととは何の関係もなかったと主張した。
オーストラリア出身のリカルドは、今季2回目のプレシーズンテストを前に受けた新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たため、バーレーンでのテストに参加することができなかった。実際のところ、リカルドはコロナ感染により体調を崩し、数日間ベッドで過ごしていたという。
そのリカルドは、なんとか開幕戦には出走できたものの、週末を通じて精細がなく、予選では18番手に沈み、決勝ではややばん回したものの、ポイント圏外の14位で今年最初のレースを終えている。
バーレーンGPでの不振は新型コロナウイルス感染による影響もあったのかと質問されたリカルドは次のように答えた。
「最高の状態だったと言えば嘘になるだろうね」
「自分にとって楽なレースだったとは言えないよ。だけど、それでも戦うことはできた。今回の結果は体調不良とは関係ないよ」
「僕らには単に競争力がなかっただけさ。それはランド(ノリス)のパフォーマンスを見てもわかることだ。彼は昨年にはマシンの力を最大限に引き出せることを証明したけれど、予選ではクリーンなラップができたにもかかわらず、13番手にとどまった」
32歳のリカルドはそう語ると、次のように付け加えた。
「もし僕がレース前にテストをしていたとしても、コンマ5秒改善することはできなかったと思う。ほかのサーキットではマシンがもっといい感じだといいんだけれどね」