2人の元フェラーリドライバーが、2019年にはシャルル・ルクレール(ザウバー)がセバスチャン・ベッテルをかなり必死にさせることになるだろうと考えている。
フェラーリが2019年にはキミ・ライコネンに替えて今年ザウバーでF1デビューを飾ったばかりのルクレールをベッテルのチームメートに据える決定をしたことはすでに報じられている通りだ。
■ベッテルは負けるわけにはいかないとベルガー
1980年代と90年台に合わせて6シーズンをフェラーリで戦った経験を持つ元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは『Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』紙に対し、フェラーリの2019年のドライバーラインアップは「非常におもしろい」と語り、次のように続けた。
「ルクレールは非常にいいドライバーだよ。しかし、最初の年は何よりも学ぶためのものだと私は思っている」
「より経験を持っているベッテルは負けるわけにはいかないよ」
■ルクレールはフェルスタッペンよりすごいとマッサ
一方、2006年から2013年までフェラーリのドライバーを務めていたフェリペ・マッサは、F1デビューを飾ったばかりの20歳のルクレールを抜てきしたのはフェラーリにとってリスクとなるのではないかとの意見があることに対して反論を展開している。
「いや、彼らはいい仕事をしたよ」
イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』にそう語ったマッサは次のように続けた。
「シャルルには才能があるだけでなく、ものすごく頭もいいんだ。僕の意見だけど、マックス・フェルスタッペンよりも成熟度は高いんじゃないかな」
「いつの日か彼はF1チャンピオンになることができると僕は確信しているよ。そしてチームメートのセバスチャン・ベッテルともお互いに競争し合うことになるだろうね」
そう語った37歳のマッサは次のように付け加えた。
「2019年に向けたフェラーリのドライバーラインアップは素晴らしいと僕は思うよ」