今季ルノーのフルタイムドライバーを務めるカルロス・サインツは、今年のF1もメルセデス対フェラーリという構図になるのは間違いないと見ている。
レッドブルと契約を結んでいるサインツだが、ルノーにレンタル移籍することで合意が形成され、すでに昨年の第17戦アメリカGPからルノーで出走している。
今年はシーズンを通じてルノーのワークスチームで戦うことになるサインツだが、そのルノーに関しては今季かなり大きな飛躍を見せるのではないかという声もある。
サインツは、2月26日から4日間にわたって行われた今年のシーズン前公式テスト1回目を終えて次のように語った。
「僕は、メルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルのように、ミディアムタイヤであれほど速く走ることができるチームはそれほど多くないと思っている」
「だから、それは僕たちにとってはいい兆候なんだ」
サインツは、1回目のバルセロナテスト最終日となる今月1日(木)にメルセデスのルイス・ハミルトンが刻んでみせた最速タイムは「脅威を感じるものだった」としつつ、次のように続けた。
「だけど、どうなるか判断するにはまだ早過ぎるし、いずれにしてもハミルトンとフェラーリがオーストラリア(開幕戦/25日決勝)でポール争いをするだろうってことは誰もが分かっていることだよ。驚くようなことじゃない」
「僕は、マクラーレンやルノーといったチーム、あるいはレッドブルでさえ、勝利するのは難しいと思っている。メルセデスとフェラーリは目を見張るほどのレベルにあるからね」とサインツは付け加えた。