フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が10年以上もF1タイトルから見放されているのは、自分自身で招いた結果だ。
そう主張したのは2016年にメルセデスAMGで初のF1タイトルを獲得してそのまま引退してしまったニコ・ロズベルグだ。
■アロンソに起きたことは「不運」ではない
32歳となったロズベルグは、イギリスのテレビ局の解説者として日本GPが開催された先週末の鈴鹿に姿を見せていた。
そこでアロンソの母国スペインの『AS』紙から、ルノー時代の2005年と2006年に2年連続でF1チャンピオンとなりながら、その後10年以上にわたってタイトルが取れないという「不運」に見舞われているアロンソについてどう思うかと質問されたロズベルグは、次のように答えた。
「それは不運などではないよ」
「間違ったチームを選択したとき、それは不運だったとは言わないんだ。なぜならトップドライバーでいるためにはそれがものすごく重要なことだからね」
「世界最高のドライバーにはなれても、よくないクルマでは勝てないんだ」
■2018年にアロンソに残された選択肢はひとつだけ
そう語ったロズベルグは、来季はアロンソがマクラーレン・ルノーにとどまることになると考えられているが、その選択は正しいものだと思うかと尋ねられると次のように答えた。
「彼にはそれしか選択肢はないよ」
さらに、アロンソがこれまでWEC(世界耐久選手権)やインディカーへ転向する可能性も示唆してきたことについて質問されたロズベルグは、次のように主張した。
「ああ、だけどそれはF1じゃない。F1こそが最高のものだよ」