2024年3月4日、F1開幕戦バーレーンGPを最下位で終えたBWTアルピーヌF1チームは、テクニカルチームの組織改革を断行した。
●【2024F1世界選手権ポイントランキング】F1開幕戦バーレーンGP終了後
チームは「2022年は4位だったものの、2023年は6位と順位を落とし、上位グリッドを目指すという野望の中で開幕戦バーレーンGPを不本意な結果に終わった」ため、この決定を下した。
テクニカル・ディレクターのマット・ハーマンと空力部門責任者のディルク・デ・ビアは、チームを去ることになった。
チームは新たに3つの専門技術職を創設した。テクニカル・ディレクター(パフォーマンス)、テクニカル・ディレクター(空力)、テクニカル・ディレクター(エンジニアリング)だ。
新たに3つのテクニカルディレクターに就任するのは、パフォーマンス担当にはキアロン・ピルビーム、空力担当にデビッド・ウィーター、エンジニアリング担当にはジョー・バーネル、という体制に移行する。
2023年のシーズン中から今年にかけて、前チーム代表オットマー・サフナウアー、スポーツディレクターのアラン・パーメイン(現RBレーシング・ディレクター)、最高技術責任者パット・フライ、CEOローラン・ロッシら主要ポスト次々が退任し、今はブルーノ・ファミンがチーム代表に就任している。
チームは、2024シーズンを最下位という悲惨なスタートを切っており、ブルーノ・ファミン指揮の下で今シーズンどこまで挽回できるかに注目が集まる。