2025年に向けてルイス・ハミルトンを失ったメルセデスだが、ハミルトンはチームの幸運を願って早めに決断したという。
■ハミルトンはメルセデスのために早く決断した
メルセデスF1のトト・ヴォルフ代表は『Bild(ビルト)』紙に次のように語った。
「ルイスがこれほど早く決断を発表したのは、チームの幸福を念頭に置いてのことだった。これによって、我々は計画的な保証を得ることができ、市場を探索することができる」。
■全ては17歳の結果で決まる?
メルセデスにとってエキサイティングな可能性として常に名前が挙がるのが、ヴォルフがマネジメントするキミ・アントネッリだ。まだ17歳にもかかわらず、今年からF2に参戦する。
元F1ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデは、アントネッリについてこう語った。
「彼にはまだ早すぎるかもしれないが、もし彼が今年F2チャンピオンになり、すでに大砲のようなドライバーであることを示したとしたら、ラッセルとアントネッリになるね。なんてクールなんだろう」。
■17歳でF2へ挑戦
イタリアの新星でまだ17歳のキミ・アントネッリは、2021年にF4デビューし、2022年にF4で3冠、2023年はフォーミュラ・リージョナル(FR)で2冠を達成し、2024年はF2に挑戦する。
現在、F1に上がるまでに、F2、F3、FR、F4などのステップを駆け上がる必要があるが、F4とFRで実力を示したキミ・アントネッリはF3を飛ばしてF2に挑戦することになる。