ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、チームメイトとして1年が経過した今でも、エステバン・オコンとの間に「関係はない」と認めている。
■個人的には仲は良くないと認める
27歳のフランス人ペアが互いに不仲だという噂は、ノルマンディー地方で過ごした幼少期やカートで形成された時代にまで遡り、彼らのキャリア全体につきまとってきた。しかし「国籍は関係ない」とガスリーは主張する。
今年、レッドブル・ファミリーからアルピーヌに移籍したガスリーは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にこう語った。
「僕たちの間に立ちはだかるのは、僕たちの人生の物語だ。それでも協力関係がうまくいっているのは、僕たち2人が勝利を望んでいるからだ。これはチームとして、またチーム内で仕事をする場合にのみ可能なことだ」
しかし彼は、オコンとはまだお互いに好意を持っていないことを認めている。
「個人的なレベルでは、僕たちの間に何の関係もないよ。でも、それも必要ない」とガスリーは認めた。
「僕に必要なのは、チームのために全力で働くエステバンだ。それで十分なんだ」
そのため彼は、常にオコンより前にいることにこだわってはいないと主張する。
■ガスリー、全員に勝ちたい
2023年のドライバーズランキングで年間11位だったガスリーは、年間12位のオコンに4ポイント差をつけて終えている。
「僕はみんなを打ち負かしたいんだ。僕がフォーカスしているのはオコンじゃない。もし僕がみんなを打ち負かしたら、彼も打ち負かすよ」
「そのためには、この決闘のことではなく、自分のことに完全に集中しなければならないんだ」。
■さらなるチーム力の向上が必要
アルピーヌにとっては、所有権と経営陣の混乱の中で難しい1年となり、ルノー系チームはコンストラクターズ選手権で6位に後退した。
「特に電気エネルギーに関しては、パワーが不足している」
「でも、空力開発の面でも目標を達成できなかったんだ」とガスリーは認めている。
「いくつか良いアップグレードもあったけど、マクラーレンなどとは比べものにならなかった。アストンマーティンは僕たちよりもいいスタートを切ったが、いくつかのレースでは接近していた。でも、望んでいたほどではなかったんだ」。