マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、レッドブルが2026年に導入される新エンジンレギュレーションで手こずる心配はないと語った。
現在、ホンダを搭載してF1で圧倒的な強さを誇っているレッドブルは、2026年からフォードとの協力のもと、新しいレギュレーションに向けて独自のエンジンを設計・製造することを約束している。
しかし先日、チームのクリスチャン・ホーナー代表が現在決まっている2026年のエンジン・レギュレーションのままでは、ドライバーは電力を節電するためにストレートでスロットルを戻す必要があるかもしれないと警告した。
■フェルスタッペン、僕らはバカではない
しかし、3冠のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、2026年エンジンについてレッドブル社内の雰囲気を探られた際、レッドブルがうまくできないとは考えていないという。
ドイツの『Motorsport-Magazin.com(モータースポーツ・マガジン)』紙上でフェルスタッペンは、次のように語っている。
「僕らがバカだとは思わない。でも、それがどれほどのものかは、これからわかることだ。今のところ、特にエキサイティングなことはないよ」。
■政治はいつもスポーツの一部だ
しかし、はっきりしているのは、レッドブルのライバルたちは今のところ、新ルールを変更しようというアイデアすら拒否しているということだ。
「誰も同意しないだろうね。このスポーツはとても政治的だ。僕たちが何かを推し進めるとき、他の人たちは僕たちが優位に立てる何かを見つけたかもしれないと考えるんだ。だから彼らはノーと言うのさ」
「でも、政治はいつもスポーツの一部だからね。いずれにせよ、どうすることもできないのだから、それを受け入れなければならないこともあるんだ」。
■契約延長かF1引退かは2026年次第
しかし、2026年の新ルールが、2028年以降に契約を延長するかどうかの決断の決め手になるかどうかという質問には、フェルスタッペンは「そうかもしれないね」とうなずいた。