元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、ミック・シューマッハがF1グリッドに復帰する可能性があると考えている。
しかし、7度のワールドチャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハが、ハースに在籍していた2年間は“悪の手に落ちた”と言う。
93歳のエクレストンは、若きシューマッハはフェラーリのドライバーアカデミーにいるべきではなかったとさえ考えている。
「たとえばレッドブルなら、彼はもっと理解されていただろう」と彼は『RTL』紙に語った。
「彼らは彼(ミック)を助け、上に導いてくれただろうね」。
■「シューマッハ」という名を忘れろと助言
24歳のシューマッハは今年、メルセデスのフルタイムリザーブとしてF1復帰の夢を持ち続け、2024年にはアルピーヌからル・マンに参戦する予定だ。
「彼は今、戦わなければならない。彼は粘り強く、まだ良いパフォーマンスができることを示さなければならない」
「最良のシナリオは、人々は彼を見て『彼が必要だ』と言うことだろう。彼の名前に惹かれて彼を受け入れてくれる人を探しているのだ。彼は今すぐ自分の名前を忘れて、人間として成長すべきだ」と、長年F1の最高責任者を務めてきたエクレストンは付け加えた。
しかし、エクレストンはシューマッハが来年から世界耐久選手権に参戦することは「今のところ、彼にできる唯一のことだろう」と認めている。
「願わくば、(F1)チームがもう一度彼を見て『我々はミスを犯したのかもしれない』と考えることだ」。