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レッドブルF1とアルファタウリの「クローン」の噂をFIAは軽視

2023年12月07日(木)18:00 pm

FIA(国際自動車連盟)のトップは、レッドブルとアルファタウリの両F1チーム間の技術的な関係がますます緊密になっているとのうわさを否定した。

レッドブル・レーシングとアルファタウリの間にさらなる“相乗効果”を生み出すことが決定された後、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はアルファタウリが今年後半、積極的なマシン開発という点でグリッド上で最も優勢なチームになったと見ている。

しかし、FIAのシングルシーターディレクターであるニコラス・トンバジスは、アルファタウリがレッドブルのクローンになることを過度に懸念しているわけではないと主張する。

「このようなことが起きないよう、我々は完全に独立したチームよりも、互いに近接したチームをより綿密に審査している」と彼は『motorsport-total.com』に語っている。

トンバジスは、アルファタウリが2023年後半に明確な一歩を踏み出したことを認めているが、次のように語った。

「しかし、これはコラボレーションによるものではないと思う。この2チーム間の問題だけでなく、他のペアのチーム間の問題でもある。我々は、アルファタウリが他のチームとは全く異なる空力的解決策を持っていると信じている」。

しかし、より広い意味では、FIAはチーム・コラボレーションの“監視”を改善することに目を向けており、まもなく“さらなるガイドライン”が発表される予定だという。

「このようなことが起きていないことをチームに納得させるにはどうすればいいか、もっと情報を提供したい」と、経験豊富なF1エンジニアであるトンバジスは語った。

「これは私たちが直面している困難のひとつだ。例えば、単純にクルマの“クローン”を作るのは露骨だが、あるチームがある空力コンセプトを試す一方で、もう一方のチームが別のコンセプトを試すといったように、パートナーチームが情報や開発戦略を共有するだけかもしれないという意見もある」

「もちろん、これは非常に違法なことだ」とトンバジスは主張する。

「このようなペアのチームは、共通の所有権を持っているというだけで、一緒に仕事をしていると批判されることが多い。独立した2つのチームが互いに助け合うこともあり得る」

「そうなるとは思わないが、それを防ぐためのツールは、あるチームから別のチームへ販売される物理的なコンポーネントに結びつけることはできないということだ」。

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