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アルファタウリF1エンジニア「開幕時は最下位、今は5番目、もう1レースしたい!」角田裕毅の走りを賞賛「日本人2人目、トスト代表にとって6度目のレースリーダー」

2023年11月27日(月)6:13 am

F1最終戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)の決勝レースが行われ、アルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)が次のように振り返った。

●【2023F1第23戦アブダビGP】決勝レース・全セッションの結果・開催スケジュール

■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリF1、チーフ・レース・エンジニア)

スターティンググリッド:6番、15番グリッド
決勝レース:8位、11位

「レースに向けては、ウィリアムズを8ポイント上回ってコンストラクターズ7位を獲得することが目標だった。そのためには、1台で6位以上、2台で7位と9位を獲得する必要があった」

「ユウキ(角田裕毅)のスタートポジションを考えると、後ろに速いマシンが3台もスタートするのだから、大きな要求だった。マシンのペースだけで結果を出すのは難しいとわかっていたので、戦略で何とかしようとした」

「タイヤは第1スティントで調子が良かったので、ユウキと一緒に1ストップで走った。ブレーキダクトの破損が疑われたため、ダニエル(リカルド)をアグレッシブな2ストップに切り替えた。ふたりのドライバーはレースを通して素晴らしい仕事をしてくれたが、最終的には必要なポイントを獲得するのに十分なペースが足りなかった。どんな戦略を選んだとしても、ウィリアムズをオーバーテイクするには十分ではなかっただろう」

「シーズンが終わってみんなホッとしているのはわかるが、チームとしてはもう1レースやりたかったというのが正直なところだね!長いシーズンだったし、最初のレースでは我々はグリッドで最も遅いクルマのひとつだったんだ。ビスターとファエンツァのみんなが、決してあきらめず、懸命に開発を推し進め、競争力を回復させてくれたおかげで、シーズンを5番手から6番手のマシンで終えることができた」

■角田裕毅は日本人として2度目のレースリーダー

「ユウキが数周にわたってトップを走行したが、日本人ドライバーがF1レースをリードしたのは史上2度目(2004年のニュルブルクリンクで佐藤琢磨が2周)、フランツ(トスト)が自分のマシンがグランプリをリードするのを見たのは6度目となったのだから、良い別れの方法だったよ」

■トスト代表と働けて良かった

「フランツがチームを率いる最後のレースとなったが、みんなを代表して言わせてもらえば、彼のために働くことができて本当によかった。フランツほどサーキットを愛し、レースに対して情熱的な人物に会ったことはない。彼の今後の活躍を祈っている」。

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