F1第22戦ラスベガスGP(ラスベガス・ストリップ・サーキット)が開幕し、フリー走行1回目が行われた。
●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果
しかし、開始8分過ぎにイエローフラッグが出されると、画面はコース上にマシンを止めているカルロス・サインツ(フェラーリ)を映し出した。そして間もなく赤旗になりセッションは中断した。
サインツのオンボードカメラのリプレイ映像を見ると、直線を全開で走っている際に何かが壊れたような大きな音がして、サインツはマシンをコースサイドに止めた。
ステアリングのダッシュボードに「Stop the Car(車を止めろ)」というメッセージが表示されたが、その時点でそれ以外に詳しい情報はなかった。
さらなるリプレイで確認していくと、サインツが何かを轢いた可能性があるようだ。「Stop the Car(車を止めろ)」というメッセージが入る前にマシンはわずかに跳ねている。単なるコース上の衝突だったのだろうか?
アストンマーティンとフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の無線によると、「排水溝のフタ」が影響したようだ。
そしてセッション残り40分もある中、セッション終了が宣言された。
トラックの荷台に積み込まれたサインツのマシンは、かなりのダメージを受けているようだ。
やはり、原因は「排水溝のフタ」に問題があったようだ。以前、バクーとモナコでも、同じような問題が発生していた。
FIA(国際自動車連盟)はすでに調査を開始しており、サインツのフェラーリが受けた損害を調査するために数人の代表者を派遣している。
まともにタイムを残していないが、トップ3はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だった。角田裕毅(アルファタウリ)は8番手。
フリー走行2回目は、日本時間17時から行われる。