アメリカ大陸3連戦の初戦、F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、オースティン)決勝レースが行われ、アルファタウリF1のフランツ・トスト代表が次のように振り返った。
●【正式結果表:2023F1第19戦アメリカGP】角田裕毅が8位繰り上がり+ファステストラップ獲得!
■フランツ・トスト代表(アルファタウリF1)
スターティンググリッド:11番手、15番手
決勝レース:8位(ファステストラップ)、17位
※以下のコメントは暫定結果時点のもの。正式結果では角田裕毅は10位から8位へ繰り上がり。
「ポイント圏内に戻ってこられて、今日は良かった。我々は2台のクルマで戦略を分けることにした。ユウキ(角田裕毅)は2ストップ戦略で出場し、ダニエルは1ストップ戦略で出場した。両車とも新しいミディアムタイヤでスタートした」
■角田裕毅の入賞とファステストラップは重要だ
「ユウキ(角田裕毅)は1周目でジョウ(アルファロメオ)に1つポジションを譲ったが、2周目でジョウを追い抜くことができ、その後は常にトップ10付近にいた」
「彼は良いスピードを持っていたので、我々は彼の最初のスティントを延長し、17周目にピットインして新しいハードコンパウンドに切り替えた。彼はアンダーステアを訴えながら少し苦戦していたので、あまり長くは走らず、新しいミディアムタイヤに交換するために彼を呼び寄せた」
「これはアロンソ(アストンマーティン)を後ろに留めるためで、うまくいった。ピットストップの後、ユウキが前に出たが、アストンマーティンの2台のスピードが速すぎたため、アロンソとストロールがユウキを追い抜く可能性があり、ユウキは11番手まで後退した」
「その後、アロンソがリタイアしたため、ユウキは10番手に浮上した。ユウキはアルボンより約20秒もリードしていたため、チームは新しいソフトタイヤを履かせるために彼を呼んだんだ。彼はファステストラップを記録し、チームは2ポイントを獲得した(※2名失格により5ポイントを獲得)。ここ数戦は不運に見舞われて得点できなかったので、これは重要だ」
■リカルドに謝罪しなければ。
「ダニエル(リカルド)に関しては、最初のスティントの途中で左フロントのブレーキダクトが破損するトラブルが発生し、空力に大きな影響を及ぼし、ダウンフォースを大幅に失ってしまった。その後、マシンのバランスが崩れてしまい、良いパフォーマンスを発揮できなくなった。セーフティカーが出た場合に備えて新しいタイヤを履かせたが、残念ながらそれは実現しなかった」
「私はダニエルには謝らなければならない。マシンの故障のせいで、これ以上のパフォーマンスを見せることができなかった。私はメキシコでは彼が戻ってくると確信しているし、できればクルマの信頼性が高ければ、彼が力強い予選と良いレースをできるようになるだろう」
■アップグレードはうまく機能している
「我々が導入しているアップグレードはうまく機能しているようだ。空力部門もいい仕事をしてくれたし、マシンのフロアを新しくしたことでパフォーマンスも向上した。チーム全体がよくやった。シーズン終了までこのレベルを維持できることを願っているよ」
「トリプルヘッダーということで、チームにさらなる推進力と次のレースへのモチベーションを与えるため、この2ポイントを獲得(※2名失格により5ポイント獲得)することは全員にとって非常に重要だった」。
●【2023年F1ランキング表】角田裕毅&アルファタウリが5ポイント獲得!/第19戦F1アメリカGP終了後