ミック・シューマッハは、2024年にアルピーヌからWEC(世界耐久選手権)に出走することがすでに決まっているとの報道を否定せざるを得なかったようだ。
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■シューマッハとの交渉を認めたアルピーヌ
アルピーヌの暫定チーム代表であるブルーノ・ファマンは、F1日本GPが開催された先週末の鈴鹿サーキットにおいて、アルピーヌの新型ハイパーカーで2024年のWECに参戦する可能性について「ミックと話し合っている」と認め、次のように付け加えた。
「両者にとっていいチャンスになるだろうね。だが、今のところ、我々は話をしているだけだし、近いうちにテストの機会を設けられればいいなと思っているよ」
しかし、日本GP決勝を迎えた24日(日)には、鈴鹿サーキットのパドックではアルピーヌとシューマッハがすでに契約を交わしたとの噂がささやかれていた。
■まだ発表には時間がかかるとシューマッハ
そして、オーストリアの放送局『ORF』は、24歳のシューマッハに直接、アルピーヌとの契約が正式に決まったのかと質問をぶつけた。
長い沈黙の後、伝説的F1ドライバーであるミハエル・シューマッハの息子は次のように答えた。
「えっと、正式に発表できることは何もないんだ」
それではいつ正式に発表できるのかと『ORF』に食い下がられたシューマッハは次のように続けている。
「そうだねぇ、それは僕の方から伝えることにするよ」
「それまでしばらく時間がかかるんじゃないかと思うよ。でも、もちろん僕は自分の選択肢を検討しなければならないし、もちろん話し合いも行われているよ」
シューマッハに関しては、不振のローガン・サージェントに代わってウィリアムズに加わる可能性もあるとの噂もあった。だが、最近ではそのチャンスはないと考えられている。