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アルファタウリF1チーフエンジニア「角田裕毅はPUトラブル、ローソンは戦略に柔軟性を持たせて2ストップ」

2023年09月04日(月)6:52 am

F1第15戦イタリアGP(モンツァ)の決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1史上最多となる10連勝、2位はセルジオ・ペレス(レッドブル)で、レッドブルは15連勝という記録を打ち立てた。3位はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。

●【2023F1第15戦イタリアGP】全セッションの結果・開催スケジュール

ホームレースだったアルファタウリF1は、角田裕毅はスタート直前のフォーメーションラップ中に起こったトラブルでマシンをコース脇に止めて、スタートすることができなかった。リアム・ローソンはスタートで出遅れたのが影響し、ポイント獲得まであと一歩の11位でフィニッシュした。

■クラウディオ・バレストリ(アルファタウリF1、チーフエンジニア、車両性能担当)

「今日はポイントを獲得することが目標だったが達成できなかった。ユウキ(角田裕毅)は11番手からスタートしたが、フォーメーションラップ中にパワーユニットにトラブルが発生し、コース上でマシンを止めてしまったため、スタート前にレースが終わってしまった」

「再スタート時に11番手だったリアム(ローソン)については、戦略にある程度の柔軟性を持たせて、ほぼ全車が選択していたミディアムコンパウンドのタイヤを履かせることにした」

「1周目を終えた時点でリアムは12番手につけており、周りのマシンのペースについて行くことができたが、モンツァでは特にリヤのタイヤのデグラデーションが激しかった。そこで13周目にピットインしてハードコンパウンドを装着した。2ストップ戦略を取るためにタイヤをもっとプッシュしたかったので、33周目に再び彼をピットインさせ、ミディアムタイヤをもう1セット装着した」

「最後のスティントではラップタイムも良く、リアムはワンストップのマシンと比べて差を縮めていた。ボッタス(アルファロメオ)が前にいる間に最終ラップでサージェント(ウィリアムズ)をオーバーテイクすることができたので、リアムは11位でレースを終えたがポイント圏外だった。今は家に帰って、シンガポールやそれ以降にもっと強くなるために何ができたかを分析する必要がある」。

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