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フェラーリ勢に特例?F1イタリアGPの予選Q1で最大ラップタイム1分41秒を越えたもののお咎めなし。その理由は?

2023年09月03日(日)1:31 am

F1イタリアGPの予選で、母国GPのフェラーリ勢にペナルティの可能性があったが、お咎めなしとなった。

●【2023F1第15戦イタリアGP】全セッションの結果・開催スケジュール

カルロス・サインツ(フェラーリ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、予選Q1で1周の最大時間1分41秒0を超えていたと記録された。これは全員がトゥを得ようと“不必要に遅く走ること”を防ぐルールだ。母国GPのフェラーリの2台にどんな裁定が下されるのか注目が集まった。

■フェラーリ勢にお咎めなし。その理由は?

Q1でサインツとルクレールが最大ラップタイムに関するレースディレクターの指示に従わなかった可能性が指摘されるなど、フェラーリにとって懸念材料もあったが、Q3が終わった直後にスチュワードはこれ以上の処分はないことを確認した。

フェラーリの2台は、セーフティカーライン間の制限時間1分41秒0を超えていたため、スチュワードはマーシャリング/ポジショニングデータ、タイムデータ、車載カメラ、CCTVカメラを徹底的に調査した。

両ドライバーとも、サーキットの大部分、特にストレートでは1分41秒0を切るために必要な速度か、それ以上を維持していた。

しかし、スチュワードは、両ドライバーが減速し、コース脇にとどまるために適切な行動を取ったと判断した。どちらのケースでも、両ドライバーは他のドライバーの妨げにならないよう、減速してトラックのサイド・バイ・サイドにとどまるという適切な行動を取ったとスチュワードは判断した。これは、4人のドライバーの追い越しを許しながら、それらのドライバーの邪魔をせず、クリアなトラックを与えるために行ったものである。

したがってスチュワードは、彼らが“不必要にゆっくり”運転したわけではないと判断した。最大タイムをわずかに上回ったのは、明らかに両ドライバーの適切な行動によるものだったと判断し、それ以上の処置はとらないことを決定した。

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