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フェラーリの前チーム代表がアルピーヌでF1現場に復帰か?

2023年08月09日(水)17:15 pm

伝えられるところによれば、昨年までフェラーリのチーム代表を務めていたマッティア・ビノットがアルピーヌのチーム代表に就任する可能性があるようだ。

■ルノーCEOがビノット起用を決断との報道

2019年からフェラーリのチーム代表兼技術責任者を務めていたビノットだが、2022年シーズン後にその職を追われていた。フェラーリはその後任として2022年までアルファロメオを率いていたフレデリック・バスールを新チーム代表に据えている。

だが、最近では第11戦F1イギリスGPが行われたシルバーストンや第13戦ベルギーGPが開催されたスパ・フランコルシャンのパドックでビノットの姿が目撃されていた。さらに、その後に行われたピレリのタイヤテストにもビノットが顔を出していたようだ。

そして、フランスの『L'Auto-Journal(ロト・ジュルナル)』によると、ルノーのルカ・デ・メオCEOが自分たちのワークスF1チームであるアルピーヌの新たなチーム代表にスイス生まれのイタリア人である53歳のビノットを迎えることを決断したという。

一時は、2026年から正式にF1に参入するアウディに加わるのではないかとの噂もあったビノットだが、ベルギーGPを最後にアルピーヌと決別したオットマー・サフナウアーの後任としてビノットがイギリスのエンストンに本拠を構えるチームの指揮を執ることになる可能性が高まってきているようだ。

■「私は驚かない」とフェラーリ通ジャーナリスト

フェラーリの内部事情に精通するジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、『Quotidiano(クオティディアーノ)』に次のように書いている。

「フランスでは、ビノットはすでにアルピーヌと合意していると言われている。私は驚かないし、そう書いた」

「私はマッティアをほぼ30年前から知っている。彼は賢い男だが、おそらく過剰な自尊心によってむしばまれてしまったのだろう」

「彼は数年にわたってフェラーリを指揮していたが、それは彼の夢の実現だった。しかし、ほかの夢は失敗に終わってしまった。それは彼自身の責任でもある」

「彼はミスを犯したが、常に助けられていたわけではなかった。彼は間違った友人を信用していたし、コミュニケーションにおいては最悪だった。彼の発言の中には復讐を求めるものもあった」

自身のブログにそう書いたトゥッリーニは、次のように付け加えている。

「しかし、誤解を恐れずに言えば、彼は賢い人物だ。デ・メオのような指導者のもとで、もっと耳を傾けることを学べば、非常にいいことができるだろう」

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