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【レッドブルF1】フェルスタッペンに「ノルトシュライフェ」でのデモ走行を認めなかった理由は?

2023年06月21日(水)18:27 pm

今年の9月にはドイツでレッドブル主催の『ニュルブルクリンク12時間』が開催されるが、そこで2014年までレッドブルに所属していたセバスチャン・ベッテルと、同じく2018年までレッドブルで戦っていたダニエル・リカルドがレッドブルF1マシンを使ってデモンストレーション走行を行うことになっている。

2010年から2013年にかけてレッドブルでF1ドライバーズタイトル4連覇を果たした実績を持つベッテルは、レッドブルの2011年型マシンである『RB7』で、レッドブル時代に通算7勝をあげているリカルドは、2012年型マシン『RB8』を使って“ノルトシュライフェ”と呼ばれるニュルブルクリンク北コースを走ることになっている。

ノルトシュライフェは全長20キロメートル以上にも及ぶ世界最長のサーキットだ。高低差が大きく、非常に変化に富むコースレイアウトになっていることに加え、山間部に設けられていることから天候が急激に変化しやすいという特性を持つ「超難関コース」として知られている。

そして、伝えられるところによれば、2021年と2022年のF1チャンピオンであり、今年のタイトル獲得もほぼ確実だと考えられているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も、そのイベントに参加して有名な「ノルトシュライフェ」を走ってみたいと考えていたようだ。

だが、フェルスタッペンがその要望を伝えたとき、レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は「ノー、ノー、ノー、君にそんなことはさせない」と答えたという。

そのマルコは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、フェルスタッペンがノルトシュライフェで走ることを認めなかったのは、それが「あまりにも危険」なことだからだと認めている。

「我々は皆、マックスのことを知っている」

「まず、彼は記録を調べるだろう。そして、それを破ろうとするんだ。それも1秒とかそういうレベルではなくね」

微笑みを浮かべながらそう語った80歳のマルコは、次のように付け加えた。

「だが、あのマシンは記録を追い求めるために設計されたものではないんだ。それは、あまりにも危険だよ」。

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