2023年F1第8戦スペインGP(バルセロナ-カタルーニャ・サーキット)の決勝レースを終えて、ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)を次のように振り返った。
●【2023F1第8戦スペインGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数、ファステストラップ
■ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)
アルファタウリF1の決勝レース結果:12位、14位
「グリッドに着く最後の瞬間まで、数キロ先で雨が降っていたので天候を注視していたんだ。しかし意外にも雨は降らず、予想に近い2ストップレースとなった」
「ユウキ(角田裕毅)はとてつもない走りをした。彼はレースのほとんどでオコンと戦えたので、レースペースを考えると心強い。残念なことに、ターン1でジョウ(グァンユ/アルファロメオ)をディフェンスした際に、エイペックスで十分なスペースを空けなかったため、5秒のペナルティを受け、12位でフィニッシュしたんだ」
「ニック(デ・フリース)は力強いスタートを切ったが、オープニングラップでいくつかポジションを落とし、第1、第2スティントのほとんどをクルマのトレイン(列)の中に入ってしまった。ミディアムタイヤを履いたニックの第3スティントは力強く、レース終盤にはピアストリ(マクラーレン)に僅差で迫ることができ、14位でフィニッシュした」
「今週末は、ポイントを獲得できる力強いパッケージがあり、予選では中団に近い位置にいたと思っていたので、少しチャンスを逃したような気がする」
「そうとはいえ、さまざまなコンディションで我々のクルマのことを多く知ることができたので、今後の開発のために貴重なデータを得ることができた」。