最強のレッドブルF1のマシンを創り上げたエイドリアン・ニューウェイは、フェラーリF1からの度重なるオファーを断っていたことを認めた。
先月、エンツォ・フェラーリの息子で副会長を務めるピエロ・フェラーリが、64歳のニューウェイをイタリアに誘い出そうとしたことを明かした。
「彼は(ルカ・ディ・)モンテゼモーロにもジャン・トッドにもノーと言った。どうやら彼は移籍を望んでいないようだね」とピエロ・フェラーリは言った。
■フェラーリの誘いを断った理由は「転校」
報道によると、フェラーリF1が現在人材確保を進めている中で、史上最も成功した有名なF1カーデザイナーの一人であるイギリス人のニューウェイに対して、さらに別のアプローチが行われたようだ。
しかし、ニューウェイは最近、レッドブルのチーフ・テクノロジー・オフィサー(最高技術責任者=CTO)に留まるために契約を延長した。
「過去にはそこ(フェラーリ)に行きたいと思ったこともあったよ」。
バルセロナで行われた『Sky Italia』のインタビューで、ニューウェイは元F1ドライバーのイワン・カペリにこう明かした。
「彼らは1993年、そして1997年、私がウィリアムズからマクラーレンに移籍した時に私に接触してきたんだ」
「そしてそれはとても難しい選択だった。当時、私の子どもたちはとても幼かったので、転校させたくなかったんだ」。
■正直、若ければフェラーリに行ってみたい
子供たちが成長した今、フェラーリに行きたいという誘惑があるかと聞かれたニューウェイは、微笑んでこう答えた。
「正直なところ、私が20歳若ければね」。