今年のF1モナコGPも天候と戦略で決まるかもしれない。
2年連続で地元でのポールポジションを獲得してきたシャルル・ルクレール(フェラーリ)だが、今年は昨年までと違って「フェラーリの競争力はかなり落ちている」とし、さらにレッドブルは「どこでも強い」と認めており、勝負のカギは「土曜日」の予選だと語っている。予選で前に出られれば勝てるチャンスがある、と多くのF1関係者も考えている。
そんなルクレールがモナコで勝利するには、運を味方に付けることも必要かもしれない。2021年にはポールポジションを獲得したものの、予選でダメージを受けた可能性があったギアボックスを交換しなかったことが災いし、決勝はスタートすることさえできなかった。
また、2022年もポールポジションから決勝をスタートしたものの、レース開始直前に降り出した雨の影響などもあり、タイヤ交換のタイミングによってレッドブルのセルジオ・ペレスに優勝を奪われるとともに、自身は4位でレースを終えてしまっている。
仮に、今週末のモナコでルクレールが3年連続となるポールポジションを獲得することができ、決勝がドライコンディションとなれば、ルクレールにも優勝のチャンスが出てくるかもしれない。
だが、現時点(25日)での天気予報によれば、金曜日は晴れ、土曜日の日中は晴れるものの夜から雨予報となり、そして日曜日は雷雨予報となっている。今年のモナコGP決勝も雨の影響を受ける可能性が高いようだ。