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フェラーリは38歳のハミルトンを受け入れる“老人ホーム”ではないと92歳のエクレストン 69歳のパトレーゼ「フェラーリに必要なのはセナ、プロストではない」

2023年05月25日(木)19:34 pm

最近、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がフェラーリに、そしてシャルル・ルクレール(フェラーリ)がメルセデスに移籍する可能性があるという噂がささやかれるようになっている。

そうした噂によれば、フェラーリ会長のジョン・エルカーンが、7回F1チャンピオンとなった実績を持つハミルトンと接触し、巨額の報酬を提示してフェラーリに移籍するようオファーしたようだとも言われている。

■フェラーリがルクレールを手放すことはないとエクレストン

だが、2017年1月まで長期間にわたってF1最高責任者のポジションにあったバーニー・エクレストンは、そうした噂をまったく信じていないようだ。

「フェラーリがルイスと契約するためにルクレールを追い出したいと思っているとしたら私は驚くだろうね。なぜなら、彼らはルクレールに惚れ込んでいるんだからね」

『Press Association(PA通信)』にそう語った92歳のエクレストンは、フェラーリは38歳のハミルトンを受け入れるための“老人ホーム”ではないと主張している。

■フェラーリに必要なのはハミルトンではなくエンジニア

イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』も、フェラーリがハミルトンを獲得することに意味はないと次のように報じている。

「フェラーリに必要なのはエンジニアとアイデアであって、ハミルトンではない」

■ドライバーより先にマシンをどうにかせよとパトレーゼ

さらに、元F1ドライバーであるイタリア出身のリカルド・パトレーゼも同意見のようだ。

「フェラーリはトップドライバーを必要とはしていないよ。彼らに必要なのは最高のマシンなんだ」

『Quotidiano Sportivo(クオティディアーノ・スポルティーボ)』にそう語った69歳のパトレーゼは、次のように付け加えている。

「このことをみんなが理解しているわけではないけれど、もはや、(アラン)プロスト、(ミハエル)シューマッハ、(アイルトン)セナのときのように、ドライバーがマシンの開発に大きな影響を与えることや、エンジニアたちの考えを変えるようなことはないんだ」

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