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ダニエル・リカルドが今季中に角田のチームメートとしてF1グリッドに復帰?

2023年05月12日(金)17:21 pm

ダニエル・リカルドが、早ければ2023年シーズン中にもF1グリッドへの復帰を果たすかもしれない。

■不振のデ・フリースに代わってリカルドがアルファタウリに?

最近、ドイツの『Bild(ビルト)』を含む複数の大手メディアが、オランダ人ルーキーのニック・デ・フリースが近いうちにアルファタウリのシートを失う危険性があると伝えている。

そのニュースを伝えているメディアの中には、現在28歳のデ・フリースは早ければ第6戦エミリア・ロマーニャGP(21日決勝)を最後に解雇される可能性があり、その後任候補となるのは現在レッドブルとサードドライバー契約を結んでいるリカルドか、あるいは現在日本のスーパーフォーミュラに参戦しているニュージーランド出身ドライバーのリアム・ローソンだろうと報じているものもある。

オーストラリア出身のリカルドは最近、イタリアのファエンツァにあるアルファタウリのファクトリーでシート合わせを行ったと報じられており、それがこうした噂がささやかれるようになった理由のひとつであるのは間違いないだろう。

だが、レッドブルのリザーブドライバーでもあるリカルドは、仮にレッドブルのセカンドチームであるアルファタウリのドライバーが出走できなかった場合にはその代わりに出走することも不自然なことではなく、今回のシート合わせはそうした場合を想定してのことに過ぎないと考えている者もいるようだ。

■デ・フリースのパフォーマンスは“期待外れ”だとレッドブル関係者

しかし、まだ1ポイントも獲得することができておらず、ここまでの最高成績が14位というデ・フリースに関しては、今後も改善の兆しを見せることができなければ、レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが解雇に動く可能性もあるとしているメディアもある。

デ・フリースの母国オランダの『Formule 1(フォーミュラ1)』は、レッドブル関係者がデ・フリースについて次のように語ったと報じている。

「ここまでのパフォーマンスは期待外れだ」

「もしも、マルコがほかの誰かがもっとうまくやれると思えば、彼は必ずそれらの者たちにチャンスを与えるだろう」

■トップチームでのF1フルタイムドライバー復帰を目指すリカルド

だが、もしマルコがデ・フリースを諦めたとしても、リカルドがアルファタウリのシートを確保する可能性は21歳のローソンよりも低いと考えている者もいるようだ。

33歳のリカルドはF1第11戦イギリスGP(7月9日決勝)の翌週に行われるピレリのタイヤテストにおいてレッドブルの2023年型F1マシンを走行させることになっている。

さらに、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は、リカルドが次のように語ったとしている。

「多分、9月のモンツァ(第15戦イタリアGP)の後にもう1回あるんじゃないかな」

もちろん、F1キャリア通算8勝の実績を持つリカルドが目指しているのはアルファタウリのシートではなく、トップチームであるレッドブルのシートだ。

■少なくとも2024年まではペレス続投が濃厚

しかし、80歳となったマルコは、リカルドがセルジオ・ペレスに代わって2024年にマックス・フェルスタッペンのチームメートとなる可能性はほとんどないと示唆している。

「チェコ(ペレスの愛称)は2年契約を結んでおり、それには2024年も含まれているんだ」

「彼が示しているパフォーマンスを見れば、彼に対して言うことなど何もないよ。むしろ逆だ」

ドイツのテレビ局『RTL』にそう語ったマルコは、次のように付け加えた。

「それに、彼にはメキシコや南米のほかの地域に信じられないほどのファンがいるんだ」

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