アストンマーティンは、真のF1トップチームとなって成功するかもしれない。
これは、シルバーストーン拠点のチームが、アストンマーティンという新しいアイデンティティに移行するのに伴い、2021年末に「レーシングポイント」のシートを失ったレッドブルのドライバー、セルジオ・ペレスの見解だ。
そして今、メキシコ人のペレスは自身初のドライバーズタイトルに向けて加速しているが、彼は古巣のチームも今、F1で究極の成功の扉を叩いていることを認めている。
33歳のペレスは、『DAZN』にこう語っている。
「ローレンス(ストロール/オーナー)は勝利に飢えているし、アストンマーティンを頂点に導くためにあらゆることをするはずだ。シーズンを通して彼らの進化を見るのは興味深いことだよ」
アストンマーティンは、F1で2度目の春を迎えている2度のチャンピオン、フェルナンド・アロンソが大きな原動力となって、2023年に向けて突然パフォーマンスを急上昇させ、パドックに衝撃を与えた。
ペレスは最近、アロンソの年齢(41歳)でまだレースをしているとは思えないと語った。
「結局はモチベーション次第なんだ」
「アロンソのようなモチベーションがあれば、まだそこにいることができる。フェルナンドはかつてないほどいい走りを見せているからね」
「F1は年齢の問題ではなく、モチベーションの問題だ。F1を中心に人生のすべてが回っている状態で、1年を通して競争するために、すべてを捨て去る覚悟があるのか?それが大事なことだと思う」。
■角田裕毅との交代説も囁かれるが
しかし、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハのように、ペレスとマックス・フェルスタッペンの間に緊張の兆しがあることから、レッドブルは2025年に角田裕毅のような新しいドライバーを据えるかもしれないと予想する者もいる。
しかしペレスはこう主張する。
「マックスとはうまくいっている」
「当然、2人とも勝ちたいと思っているが、クルマの外ではいい関係だ。レース以外ではとても似ていて、サーキットを離れたところでは別々の生活をしている」
「そのおかげで関係そのものはうまくいっている。一般的にそれは良いことだよ」。