F1アゼルバイジャンGP(バクー市街地)の土曜日、今シーズン初のスプリントが開催された。
●【2023F1第4戦アゼルバイジャンGP】スプリントシュートアウトSQ1-SQ2-SQ3のタイム、周回数
総距離100km、17周、約30分間のスプリントを制したのはセルジオ・ペレス(レッドブル)、2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。
レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅は単独クラッシュでリタイア、新人ニック・デ・フリース(アルファタウリ)は14位だった。
■スターティンググリッドは18台・・・1台ピットレーン、1台は出走できず
このスプリントは19台で争われることになった。直前のスプリントシュートアウトのSQ1でクラッシュしたローガン・サージェント(ウィリアムズ)のマシンの修復が間に合わなかったためだ。
さらに、エステバン・オコン(アルピーヌ)がパルクフェルメ管理下でサスペンションのセットアップを変更したためピットレーンスタートになっており、スターティンググリッドには18台が並ぶことになった。
■角田裕毅、2周目にクラッシュ、リタイア
1周目、角田裕毅は緩い左カーブを曲がりきれずウォールにヒット。右リアホイールを壊してしまい、リアタイヤが外れてしまった。ここでイエローフラッグが出されると、その後バーチャルセーフティカーになったが、デブリを清掃するためセーフティカーになった。
角田裕毅は3輪でなんとかピットに戻り、タイヤ交換とフロントノーズを交換してコースに出て行ったが、真っ直ぐ走れずステアリングをやや左に傾けながらスロー走行し、再びピットインしてリタイアした。
リプレイ映像を見ると、角田がクラッシュした右リアタイヤは真っ直ぐ向いておらず、アームが曲がった状態だった。これに対して、スチュワードは「安全ではない状態で走らせた」としてレース後に審議することになった。