最近、現F1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンがF1引退を示唆するようなコメントを行ったことがたびたび報じられるようになっている。
■レース増加やレース方式変更に不満を示すフェルスタッペン
最近、F1が2021年から導入したスプリントの運用方法をさらに見直す方向であることが報じられているが、オランダ出身ドライバーであるフェルスタッペンは、こうしたことが続くようであれば自分は長くF1にいることはないだろうと示唆している。
「僕たちは24レースか25レースが行われるシーズンに向かっている。なぜなら、僕たちがそこに向かおうとしているからさ」
そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「そして、さらにいろんなことを追加し始めたら、いずれにせよ、それは僕にとって意味のないことだ。僕はそれを楽しめないよ」
■31歳という若さでフェルスタッペンがF1を去る可能性も
フェルスタッペンはレッドブルとの間に2028年までの契約を結んでいる。現在25歳のフェルスタッペンは、2028年には31歳となるわけだが、年齢的にはその後もまだ十分にF1で戦い続けることができるはずだ。
だが、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、その契約が満了したらフェルスタッペンがF1を離れる可能性があると認めている。
そして、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、レッドブルとF1はそう遠くない将来にフェルスタッペンを完全に失う可能性もあると考えているようだ。
「マックスは我が道を行く人間だし、非常に強い意見を持ち、人生において自分がやりたいことについての展望を持っているんだ」
テレビ局『Sky(スカイ)』にそう語ったホーナーは、次のように付け加えた。
「そして、私は彼がフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)のように41歳、あるいは42歳になってもレースをしているとは思えないし、あるいは、F1にはいないだろうと思うよ」。