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水没・・・F1第5戦マイアミGP“1000年に1度の大雨”で開催危機・・・ベッテルは「水中GP」と警告

2023年04月14日(金)20:07 pm

昨年初開催されたF1マイアミGPだが、今年も第5戦として5月7日(日)に決勝が行われることになっている。

マイアミGP開幕まであと20日ほどとなっているわけだが、SNSを通じて伝えられているところによれば、現在マイアミGPの舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームは大雨によって水没してしまっているようだ。

SNSの画像には、サーキットのパドックエリアをほぼ膝の高さまで水に浸かって歩く人の姿が写っている。

現在、フロリダでは1000年に1度とも言われるほどの歴史的な大雨に見舞われている。いくつかの地域には非常事態宣言が出されているが、今後数日間にかけて南フロリダ全域でさらに雨が降ると予測されているようだ。

もしこのまま雨がしばらく降り続けば、レースの開催準備にとって大きな障害となることは間違いないだろう。

初開催された昨年には、ドライバーたちはサーキットの路面の状態を酷評しており、フェルナンド・アロンソ(現アストンマーティン)はラインをはずした際のグリップは「F1の基準には満たない」と表現していた。

もしもサーキットの水没期間がさらに長引くことになれば、今年も路面コンディションがかなり悪い状態でレースを迎えることになる可能性もありそうだ。

現時点では、F1やマイアミのレース関係者はまだ何もコメントを出していない。

ともあれ、この“サーキット水没事件”で思い出されるのは、昨年のマイアミGPでセバスチャン・ベッテル(当時アストンマーティン)が気候変動問題への喚起を促すためのメッセージが書かれたTシャツを着てパドックに現れ、それが少なからず波紋を呼んだことだろう。

ベッテルが身につけていたTシャツには次のように書かれていた。

「マイアミ2060年 第1回水中グランプリ 今やるかor泳ぐか」

もともとマイアミが位置するフロリダ州は、6月頃から雨季を迎えることで知られているが、近年の気候変動により、降雨量が増える傾向にあるという。現在大雨に見舞われているフロリダ地域で、まずは人的被害がないことを祈るとともに、F1ファンとしては、5月初旬にはコンディションのよい状態で安全なレース開催ができる状態となっていることを願いたいものだ。

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