2週間前に行われた2023年のF1第2戦サウジアラビアGPではウイルス性の腹痛とも戦っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、実際のところ、体調がまだ完全な状態にまで回復してはいないようだ。
●【2023F1第3戦オーストラリアGP】タイムスケジュール・結果
サウジアラビアGPが開催されるジェッダに向かう前に体調を崩したフェルスタッペンは、予定よりも1日遅れて現地入りしていた。
そのフェルスタッペンは、予定されていたセッションには全て出走したばかりか、予選でのエンジントラブルによって決勝を15番グリッドからスタートしたものの、13台のマシンを追い抜いて、ポールポジションからスタートしていたチームメートのセルジオ・ペレスに次ぐ2位フィニッシュを達成している。
今週末に第3戦オーストラリアGP(4月2日決勝)が開催されるメルボルンのアルバート・パーク・サーキットでウイルス性腹痛の影響について質問されたフェルスタッペンは、30日(木)に次のように語り、サウジアラビアでは呼吸にも影響が出ていたのだと明かしている。
「肺を失ったように感じていたよ」
「フリー走行1回目でマシンに乗り込んだとき、1周のパフォーマンスラップの後でまた普通に呼吸できるほど回復するには2周が必要だったよ」
そして、フェルスタッペンはその影響で、まだ体力に少し不安を抱えているようだ。
当初4月16日に決勝が予定されていた中国GPがキャンセルされたことによって、今週末のオーストラリアGPを終えれば次のレースとなる第4戦アゼルバイジャンGP(4月30日決勝)まで3週間の間隔が空くことになる。
そして、フェルスタッペンはその期間を完全に体調を整えるために利用するつもりだとしている。