フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、成功よりも『お金』を追い求めることで自身のF1キャリアを台無しにしたという指摘に反論している。
■チーム選びさえ間違えなければ8回チャンピオンになっていたのに・・・
元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、41歳のアロンソはたった2回ではなく、「4回、6回、あるいは8回」のワールドチャンピオンを獲得すべきだったと語る。
「彼はもっとうまくチームを選ぶべきだったんだ。30代のアロンソは、別の道を歩むこともできたはずなのに、お金のために行動してしまった」。
■悔しい思いをしたのはマクラーレン・ホンダの4年間だけ
しかし、アロンソは新チームであるアストンマーティンで素晴らしいシーズンスタートを切り、現在レッドブル以外のドライバーの中で最も高いランキング3位につけているが、これまでチームの選択を誤ったことを否定している。
「F1に参戦してきた20年のうち、競争力のないマクラーレン・ホンダで悔しい思いをした4年間だけだったと言える」と彼は『Soy Motor』に語った。
「でも、16年間は表彰台と優勝を争ってきたし、それは極めて稀なことだよ」
そしてアロンソは、2023年以降にアルピーヌからアストンマーティンに移籍したのは、単に偶然の産物ではなかったと語る。
「新しいルールで勝利に近づけるのを待っていたんだ。2022年のアルピーヌでは実現しなかったけど、しっかり準備するための1年だった」
「個人的な出来事だった。もしアルピーヌと続けなかったとしても、F1での20年間で最高の自分を披露したかったんだ」とアロンソは付け加えた。
■フェラーリやメルセデスは必ず強くなる
しかし、今年3度目のドライバーズタイトルを狙うのは、あまりにも楽天的すぎると彼は認めている。
「2つの表彰台を獲得して、いいスタートを切ることができた。でも、レッドブルは別次元なんだ。だからこそ、地に足をつけて戦わなければならないんだ」
「僕たちが6位か7位になるようなレースが来るだろう。なぜなら、フェラーリはコース上でうまくやっているからね。それにメルセデスはとても大きなチームだし、昨年はすでにブラジルで優勝しているから、これから発展していくだろう」
「だから、6位や7位になることはあり得るけれど、そうなるのをできるだけ遅らせようと思っているんだ」。
■3位剥奪は笑ってしまうよ
最後に、アロンソはF1サウジアラビアGPで3位表彰台を獲得した際、FIAはアロンソにトロフィーを手渡した後、それを奪い取ってジョージ・ラッセルに手渡し、再びアロンソに戻したという茶番劇から素早く立ち直ったという。
「あれは笑ってしまうほど、ひどい仕打ちだったよ」。