レッドブルの密室で政治的な争いが起きているという噂がある。
故ディートリッヒ・マテシッツ氏のF1における「右腕」とも称される79歳のヘルムート・マルコ博士が、バーレーンだけでなく今週末のサウジアラビアでも新CEOオリバー・ミンツラフが出席したことに腹を立てていると言われている。
そして、47歳のドイツ人のミンツラフも同様に、マルコがレッドブルを“甘い飲み物以上のもの”と認識していると示唆したことに腹を立てているという。
「ミンツラフはマンチェスターの後でも忙しいと思うよ」とマルコは『Sky Deutschland』に微笑み、レッドブルが所有するドイツのサッカーチーム『RBライプツィヒ』がチャンピオンズリーグのラウンド16でマンチェスター・シティに7-0で敗れたことに言及している。
マルコは、ミンツラフとはすでに「何度かミーティングをした」とし、2人の関係は「正しい方向」にあると主張している。
「ただ、3ヶ月と30年を比べることはできない」
「マテシッツの時とは違う関係だし、おそらくこれからもそうだろう」
「ディートリッヒ・マテシッツは、モータースポーツを知り尽くした人物だった」
「私たちは、まったく違う次元で話をしていた。しかし、だからといって、それがうまくいかないという理由にはならない」と、マルコは新しい役職が企業プロジェクトおよび新規投資のCEOであるミンツラフとの新しい協力関係について、再び言及した。ミンツラフは、マルコとの関係についてまだ具体的なコメントを出していない。