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レッドブルのマルコ「F1にとどまりたいなら」角田裕毅もデ・フリースも「自分の力を証明しなければならない」

2023年03月08日(水)18:29 pm

レッドブル・レーシングとアルファタウリのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが、日本人F1ドライバーである角田裕毅は今年自分の実力を証明する必要があると語った。

■3年目のF1シーズンを迎えた角田

現在唯一の日本人F1ドライバーである22歳の角田は、今年は世界的エナジー飲料メーカーである『レッドブル』が所有する2つめのF1チームで3年目のシーズンを迎えている。

デビューレースの2021年開幕戦バーレーンGPでいきなりポイントを獲得したこともあって大いに期待された角田だったが、その後はミスも多く、最終的にはチームメートのピエール・ガスリーから78ポイント差をつけられ、トータル32ポイントでランキング14位に終わっている。

翌2022年は、先輩ドライバーであるガスリーとの差は大きく縮めたものの、その年のアルファタウリF1マシンには戦闘力がなかったことから、獲得ポイントは12ポイントにとどまり、ランキングは17位へと後退してしまった。

その角田は、2023年にはアルピーヌへ移籍したガスリーの後任としてオランダ人ドライバーのニック・デ・フリースを新たなチームメートとして迎えている。

■角田に求められるのは自分の力を証明することだとヘルムート・マルコ

今年の角田には自分の力を証明することが求められるかと質問されたマルコは、次のように答えた。

「イエスだ。彼はそうしなければならない」

「しかし、それはニック・デ・フリースにも言えることだ」

今年の開幕戦バーレーンGPで角田から3つ後ろの14位でフィニッシュした28歳のオランダ人ルーキーに言及したマルコは次のように付け加えた。

「彼にとっては最初のシーズンだ。だが、彼はほかのシリーズで多くの経験を積み、テストドライバーも務めてきた。彼ら2人にとって非常に重要なシーズンだよ。もし彼らがF1にとどまりたいと思うのであればね」

しかし、今年のプレシーズンテスト、そして先週末に行われた開幕戦バーレーンGPでの走りを見ても、2023年のアルファタウリF1マシンもあまり戦闘力が高くないことは明らかだ。

正念場を迎えている角田には、今季はミスをおかすことなく、少ないチャンスをできるだけうまく生かせるようにすることが求められるだろう。

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