元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、ミック・シューマッハは「間違ったチームで長く過ごし過ぎた」と考えている。
■今季は浪人生活を送ることになるミック・シューマッハ
通算7回F1チャンピオンとなった伝説的元F1ドライバーであるミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハは、2022年シーズン限りで2年間所属したハースのシートを失ってしまった。
23歳のミック・シューマッハは、今年はメルセデスのリザーブドライバーを務めながら2024年にフルタイムドライバー復帰を目指すことになる。
■シューマッハへの期待が大き過ぎた?
今年はF1グリッドに並ぶことができなくなったミック・シューマッハについて質問された92歳のエクレストンは、次のように語った。
「彼は間違ったチームであまりにも長い時間を過ごし、間違ったアドバイスを受けていた。チームも特に彼の面倒をよく見ていたとは、私は思わないね」
「彼は少しばかり脇に追いやられてしまった。それはもちろん、人々は有名な苗字を覚えていて、あまりにもすぐに多くを期待し過ぎたからだ」
■メルセデスのリザーブは「最良の機会」
それゆえ、今年ミック・シューマッハがメルセデスとリザーブドライバー契約を結んだのは、2023年に彼が「モータースポーツにとどまる」ための「最良の機会だっただろう」と続けたエクレストンは、次のように付け加えた。
「彼はもうそれほど多くのことを学ぶ必要はないと私は思う。これから、彼は気を引き締めて、あのチームで快適に過ごせるようにしなければならないよ」。