NEXT...F1開催スケジュール

セバスチャン・ベッテルのF1は「終わった」と元F1最高責任者のバーニー・エクレストン

2023年03月01日(水)19:01 pm

2016年シーズンまで長きにわたって最高責任者としてF1を率いていたバーニー・エクレストンは、昨年限りでF1を引退したセバスチャン・ベッテルのF1復帰はもうないと考えているようだ。

■ベッテルに代役復帰を打診していたアストンマーティン

昨年までベッテルが所属していたアストンマーティンだが、公式プレシーズンテストを前にランス・ストロールが負傷し、テストでは新人のフェリペ・ドルゴビッチがフェルナンド・アロンソとともに2023年型マシンのステアリングを握っている。

ストロールは今週末に行われる開幕戦バーレーンGP(5日決勝)への出走も難しいと考えられているが、アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックは、ベッテルに対してストロールの代わりに出走できないかどうか打診したことを認めている。

結局、アストンマーティンは、ストロールが出走できない場合はドルゴビッチを開幕戦に起用することを公式に発表している。

■F1タイトル争いができないのであれば復帰は無意味

アストンマーティンとベッテルの今回の話し合いは真剣なものだっただろうかと尋ねられた92歳のエクレストンは、ドイツの『DPA通信』に次のように答えた。

「いや、私はそうは思わないよ」

「彼はもう終わったんだ。彼は4回F1タイトルをとった。そして、年齢的にも、7回は獲得できなかっただろう」

エクレストンは、35歳のベッテルが昨年限りでの引退を決意したのは「正しいことだった」と主張し、次のように続けた。

「彼はF1チャンピオンなのだから、ほかのF1チャンピオンと競争しなければならないんだ」

「もし、彼がF1チャンピオンになれるマシンに乗れないのなら、彼は人生のもう1年を無駄にすることになるだろう」

ベッテルとは非常に親しい関係にあったことでも知られるエクレストンはそう語ると、次のように付け加えた。

「彼は負けるのは好きではない。もし負けたら、彼はハッピーにはなれないよ」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック