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F1スペインGPの舞台バルセロナに“象徴的高速コーナー”復活!元F1ドライバー「速くなる!パワステなしの時は体が大変だった」

2023年02月28日(火)18:16 pm

6月4日(日)に決勝が行われる2023年F1第8戦スペインGPだが、その舞台となるバルセロナ・カタルーニャ・サーキットに象徴的な高速連続右コーナーが復活することになり、よりスピード感にあふれるレースが期待できそうだ。

このサーキットは本来、ターン13と最終ターン14が高速右コーナーとして続いており、マシンがかなりの速度を保ったままホームストレートに戻ってくる形となっていた。

だが、安全上の理由から2007年にこの2つのコーナーの間にシケインが設けられていた。この理由について、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは「バリアが近かったことと、ランオフが非常に小さかったため」だと説明している。

■新たな安全テクノロジーが高速コーナー復活を可能に

しかし、テックプロバリアなどの新しい保護・減速システムが登場したことにより、今年からかつての2連続右高速コーナーが復活されることになったものだ。

今回のレイアウト変更は、すでに1月下旬にFIA(国際自動車連盟)によって承認されており、もちろん、F1レースディレクターのニールス・ヴィティッヒもこれに関わっている。

ちなみに、昨年はヴィティッヒとエドゥアルド・フレイタスの2人が交替でF1レースディレクターを務めていたが、今年は23レース全てにおいてヴィティッヒが単独でレースディレクターを務めることになっている。

■あらゆる影響を考慮して承認したF1レースディレクター

ヴィティッヒは、今回のバルセロナ・カタルーニャ・サーキットの高速コーナー復活は、前任者であるマイケル・マシが推進していたことであると認め、次のように語った。

「これは少し前から検討されていたことだ。明らかに一夜にしてできる修正ではないし、その影響や予期せぬ結果も全て考慮しなければならないからね」

■象徴的コーナー復活を喜ぶマーティン・ブランドル

イギリス出身の元F1ドライバーであり、現在はテレビのF1解説者を務めているマーティン・ブランドルは、今回のレイアウト変更について「速くなるよ!」と語り、次のように付け加えている。

「パワーステアリングが導入される前は、あの2つの右コーナーでF1マシンにしがみついているのは身体的に大変なことだったよ」。

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